経歴
1986年(昭和61年)生まれ。関西の私立大学を卒業後、同大学大学院博士課程後期課程を修了し、心理学の博士学位を取得。大学院在籍中に地方公務員の心理職として奉職し、心理学の知見を活用した業務に約13年間従事したのち退職。その後、ファイナンシャルプランナーとして開業し、現在に至る。
ファイナンシャルプランナーとして開業したきっかけ
「心からやりたいと思うことに取り組む」
私は「経済的自立(financial independence)」を達成した状態が、心からやりたいことをやるための土台、より有意義で楽しい人生を送るための土台となるのではないかと考えています。また、経済的自立の状態に到達することで、人生における選択肢を増やすことができる、特に自らが希望する選択、自分の人生の時間を注ぎ込むに値すると思える選択をすることが可能になると考えています。
経済的自立を達成し、心からやりたいことを選択して、前向きに集中して取り組むことができる方を増やすこと。私は、心理職としての経験やお金に関する知識を活かして、多くの方の経済的自立を達成するための支援やお金にまつわる不安を減らすための支援をしたいと考えて開業に至りました。
特に研究者や研究者を目指す方を支援したいと考えた理由
幸運にも私は、大学院在籍中に、学んだ心理学を存分に活かすことができる職に就くことができました。一方、当時を思い返すと、研究者としての就職先が少ない状況、多額の奨学金を借用している状況、家族からの支援は期待できない状況であり、もし就職できていなければどう転んでいたかわかりません。
2024年現在、国を挙げての経済的な支援策などがあり、環境は徐々に改善されつつあるものの、大学院生など研究者を目指す方々や研究者の環境はまだ十分に整備されているとは言えないと感じています。
私は、大学院生時代に経済的な不安を抱えていた者として、また、幸運にも就職できた一人の研究者として、研究者コミュニティへの恩返しという気持ちで、研究者や研究者を目指す方々が感じる経済的な不安を軽減できる取り組みをしたいと考えました。
「心理学を学んだからには、学んだことを活かして人の役に立たなければならない、社会に貢献せねばならない。」
これは自身が大学生の頃からずっと大事にしてきたモットーです。
「誰もが挑戦できる社会の実現」
使い古された言葉のようですが、私は、熱意、知識や能力がある研究者や研究者を目指す方が、経済的な不安が原因であきらめてしまうことがないような社会を実現したいと考えています。