
家計管理
物事を俯瞰的に見ることの重要性
日常生活を送る中では、つい些末なことに注意が向いてしまい、俯瞰的に物事を見ることを忘れてしまいがちです。
「木を見て森を見ず」ということわざがありますね。上手い表現だと思います。
「木」どころか「枝」を見ているときもあると思います。
例えば、株式投資をしてみたい!と思い始めると、この会社の株が良いかな?あの会社の株が良いかな?と迷うことがあると思います。
だけど、ちょっと待って下さい。
株式を買おうとしているそのお金、近い将来に必要なお金ではないですか?
収入が途絶えた時に必要になってくるお金ではないですか?
一歩立ち止まって、例えば、自分の金融資産を確認してみてください。現金がどういう状態でいくらあって、近い将来に使う必要があるお金がいくらで、収入が途絶えたときにどれくらいの期間生活に困らないお金があって・・・などなど。
また、各種の制度の確認もしてみてください。
国や地方自治体の制度、お勤め先の制度など。万が一の場合に利用できる制度があるかもしれません。
そして、民間の保険に加入している場合も、どんな時にいくら保険金がもらえるのか、確認してみてください。
株式投資をしてみたい!という想いから始まりましたが、こうして自身の現状を俯瞰的に見てみることで、株式投資に回せる金額が分かる(もしかしたら時期尚早だということが分かるかもしれません)ことだけでなく、自身が経済的にどんな状況に置かれているか、そしてこの先どんな状況になりそうかを確認する良い機会になると思います。
また、確認した後は、転職を考えてみようとか、保険を見直してみようとか、次のアクションにつながるかもしれません。
枝を見ているなと気づいたときは、ちょっと木から離れて、まずは木を見てみるのはどうでしょうか。そして、できれば森を見るのはどうでしょうか。それから必要であれば木を見てみて、枝を見てみる。
自分で見るのが難しい時は、信用できる他者に手伝ってもらうのも一つの方法だと思います。
今回は、物事を俯瞰的に見ることの重要性について書きました。
何らかの参考になれば幸いです。
研究者と研究者を目指す方々が、やりたいことをあきらめないでいられることを願って。