
家計管理
収入と支出の関係は二通りで考えられる
家計管理を考えるとき、出発点になるのは収入と支出の関係です。
毎月の家計は、この二つの数字の組み合わせで成り立っています。
その関係は、二通りの計算で確認できます。
一つは「収入-支出」という引き算。もう一つは「支出÷収入」という割り算です。
同じ数字でも、計算の仕方によって示される情報が異なります。
この違いを知ることで、家計の理解がより具体的になります。
割り算で見る家計|割合で確認する
支出÷収入という割り算では、支出が収入のうちどれくらいを占めているかが分かります。
支出が収入の80%であれば、残り20%が貯蓄や予備に回せる余地です。
たとえば、収入が30万円で支出が24万円なら、支出は80%です。
収入が35万円に増えて支出が28万円になっても、割合はやはり80%です。
金額は増えていますが、収入のうちどれくらいを使っているかという点では変わっていません。
このように、割合で見ると、家計の使い方の傾向が分かります。
さらに、支出を「食費」「光熱費」「趣味」などに分類すると、収入のうちどの支出がどれくらいの割合を占めているのかまで把握できます。
ただし、割合だけでは具体的な金額は分かりません。
20%といっても、収入額によって金額は変わります。
引き算で見る家計|差額で結果を確かめる
引き算は、最終的にいくら残るのか、あるいはいくら不足しているのかを示します。
収入30万円、支出28万円であれば、差額は2万円です。
ここでは割合ではなく、具体的な金額が中心になります。
貯蓄に回せる金額や、不足分の大きさを確認する際に役立ちます。
差額がプラスなら黒字、マイナスなら赤字です。
ただし、差額だけでは、収入のうちどれくらいを使っているのかまでは分かりません。
二つの視点を行き来する
割り算で収入の中で支出がどれくらいを占めているかを確認し、差額で手元に残る金額や不足分を確かめます。
割合は家計の構造を示し、差額は結果を示します。
両方を確認することで、家計の状態をより具体的に理解できます。
支出を減らすかどうかを考える前に、まず数字の見方を整理する。
同じ収入と支出でも、見方を変えるだけで理解の仕方が少し変わります。
割合と差額の両方を行き来しながら確認すると、家計管理の参考になります。
今回の記事が何らかの参考になれば幸いです。
研究者と研究者を目指す方々が、やりたいことをあきらめないでいられることを願って。