
家計管理
家計を見直す際には、「まずは固定費から」と耳にすることがあります。
ここでいう固定費とは、住居費や保険料、通信費、サブスクリプションサービスなど、毎月継続して支払う費用のことです。
一度内容を見直すと、その後の家計にも影響が続きやすいことから、家計を整える方法の一つとして取り上げられることがあります。
一方で、「固定費の見直し」という言葉から、支出を減らすことが目的だとイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、現在の生活に合わなくなった支出や、利用する機会が少なくなったサービスを見直すことで、結果として支出が抑えられることもあります。
しかし、固定費を見直す目的は、それだけではないと考えられます。
現在の生活と支出の関係を見つめ直す
私たちの暮らしは、少しずつ変化していきます。
就職や転職、結婚、子どもの誕生や独立といったライフイベントが生じるだけでなく、趣味や休日の過ごし方が変わることもあるでしょう。
生活が変化すれば、お金の使い方もそれに合わせて変わっていくと考えられます。
しかし、固定費は一度契約すると、その後も特に意識することなく支出が続いている場合があります。
以前はよく利用していたサービスでも、最近では利用する機会が減っているかもしれません。
反対に、以前は必要ではなかったものが、今の暮らしでは役立つようになっていることもあると思います。
そのため、固定費について考える際には、「削減できるかどうか」という視点だけでなく、「現在の生活に合っているか」という視点から考えてみることも一つの方法です。
利用状況を振り返ってみる
固定費を確認する際には、過去数か月から一年程度の利用状況を見返してみると、現在の状況を把握しやすくなることがあります。
例えば、クレジットカードの利用明細や口座の引き落とし履歴などを確認しながら、毎月継続して支払っているものを書き出してみます。
そのうえで、
- 利用しているか
- 今後も利用する予定があるか
- 現在の生活に合っているか
といった点から考えてみると、それぞれの支出の位置づけを整理しやすくなるでしょう。
判断に迷う場合は、少し時間を置いてみる
利用を続けるかどうか、すぐに判断できないこともあります。
そのような場合は、無理に結論を出す必要はないと思います。
しばらく利用を続けたうえで、数か月後にあらためて利用状況を確認し、判断するという方法も考えられます。
少し時間を置いて振り返ることで、一時的な利用状況ではなく、自分の生活にとって継続的に必要なものかどうかが見えやすくなることもあります。
定期的に振り返る機会をつくる
固定費は、一度見直すと、その結果がその後の家計に長期間影響を及ぼすと考えられます。
一方で、生活は少しずつ変化していくため、一度見直した内容が、将来の暮らしに合っているとは限りません。
そのため、年に一度など時期を決めて固定費を振り返る機会を設けると、その時々の生活と支出との関係を確認しやすくなるでしょう。
固定費を見直す時間は、支出を減らすための機会というだけではなく、暮らしとお金の使い方との関係をあらためて見つめ直す機会にもなるのではないでしょうか。
今回の記事が何らかの参考になれば幸いです。
研究者と研究者を目指す方々が、やりたいことをあきらめないでいられることを願って。