
書籍紹介
概要
今回ご紹介する書籍は、心理学を活かして働く心理職を目指す方と現在心理職に就いている若手の方に向けて書かれた書籍です。様々な職場で活躍する若手心理職の方々によって、それぞれの仕事と私生活の状況が赤裸々に語られています。
本書を読むことで、心理学を活かした仕事の多様さについて知ることができるとともに、実際にその職に就いた時にどのような仕事をすることになるのか、どのような生活を送ることになるのかを具体的に知ることができると思います。
印象に残ったこと
経済面のことについて書かれた章もあり、お金のことについても早くから学んでおいた方が良かったと感じたということが著者の実感として書かれていました。
特に心理職において、ワークとライフは完全に切り分けられるものではなく、ワークとライフの間で相互作用が生じ、互いに良い影響を及ぼすこともあるという内容も書かれており、興味深く感じました。
ノウハウだけが書かれた書籍ではなく、心理職として生きていくということがどういうことかを考えさせてくれる書籍でした。
最後に、序章に書かれている印象に残った一節を引用します。
「大切な人や大切なことを大切にできる時間は、私たちが思っている以上に限られている。」p.76
今後も研究者のライフプランに関する書籍を紹介していきます。
研究者と研究者を目指す方々が、やりたいことをあきらめないでいられることを願って。

