
資産形成
「NISAはした方がいいのか?」
このような疑問を持ったことがある人はいないでしょうか。新しいNISAが始まり、投資や資産形成に関する情報を目にする機会が増えたように思います。
周囲でNISAを始める人がいると聞くと、
「自分も始めた方がいいのではないか」
「やらないと将来困るのではないか」
と感じることもあるかもしれません。
しかし、この問いに対する答えは、簡単ではありません。
「NISAをする」という言葉から考える
そもそも、「NISAをする」とはどういうことでしょうか。
日常的によく使われる表現ですが、NISAは投資商品ではありません。
一般的に、NISAとは、投資によって得られた利益が非課税になる制度のことを指します。
つまり、NISAそのものを購入するわけではなく、NISAという制度を利用して、投資信託や株式などの商品に投資を行います。
そう考えると、「NISAをする」という言葉だけでは、具体的に何をするのかが少し分かりにくいようにも思います。
NISAを利用して投資を始めようと考えたときには、まず制度について調べ、自分が何をしようとしているのかを知ることから始めてもよいのではないでしょうか。
自分に必要だから始める
NISAについて調べた上で、「NISA口座を開設して投資をしてみよう」と考えることもあるでしょう。
それも一つの選択です。
ただ、そのきっかけについては、一度考えてみてもよいかもしれません。
周囲でNISAを始める人が増えたり、SNSなどで投資に関する情報を目にしたりすると、
「自分も始めた方がいいのではないか」
と感じることがあります。
それをきっかけに、資産形成について考え始めることは悪いことではありません。
ただ、そこで一度、
「自分にとって、本当に必要なのだろうか」
と考えてみる。
収入や支出、これから必要になるお金、現在の資産、将来の予定など、人によって状況は異なります。
誰かにとって必要だった選択が、自分にとっても必要とは限りません。
「みんながやっているから」ではなく、「自分にとって必要だから」
というところまで考えた上で、NISAを利用する。
それも、資産形成における一つの選択なのではないでしょうか。
答えられないことが、答えになることもある
「NISAはした方がいいですか?」
この問いに対して、すべての人に共通する答えはありません。
NISAを利用することが正解なのでも、利用しないことが正解なのでもありません。
NISAについて知り、その上で自分に必要なのかを考え、自分で選択する。
その過程こそが大切なのだと思います。
NISAは目的ではなく、資産形成を支える一つの制度です。
制度に自分を合わせるのではなく、自分の人生に合った制度の使い方を考える。
「NISAはした方がいいですか?」
その問いに簡単に答えられないこと。
それが、資産形成を考える上で大切なことなのかもしれません。
今回の記事が何らかの参考になれば幸いです。
研究者と研究者を目指す方々が、やりたいことをあきらめないでいられることを願って。